イーサリアム(ETH)相場分析予想|現物ETFの買いは4日続くのに、上値を作った先物の攻めはマイナス金利まで引いた

2026年7月23日のETH/USDT(イーサリアム)相場は、7月17日の安値$1,803から6営業日かけて$1,956まで値を戻したあと、この2日は高値の下で足踏みに入っている。ただしこの戻りは、押さえておくべき二つの顔を持っている。

Trader Z

現物の側では、ETFへの資金流入が4営業日連続で続き、上昇と歩調を合わせて土台を固めてきた、ここは本物の買いだ。
一方で先物の側は、上値を作った局面のあと様子が変わった。建玉は高値圏に張り付いたまま重く残っているのに、その値を押し上げてきた攻めの買いは、本日夕方のファンディング決済でついにマイナスへ沈むところまで引いている。

本日のETH/USDT注目ポイント
  • 現物ETFは7月17日から4営業日連続で流入し、期間合計は約+$185M
  • フローと価格が同じ方向を向いており、上昇の土台そのものは健全
  • 対照的に先物は重い建玉・弱い攻めへ反転している
目次

ETH/USDTのチャート分析

ETH/USDTの日足・4時間足・1時間足をテクニカル分析していきます。特に短期MAでの下抜け後のOI変化に注目です!

ETH/USDTの日足チャート

まず今回の上昇がどういう形で作られたかを押さえたい。
7月16〜17日にかけての下げで$1,803まで沈んだあとの回復は、一段ずつ安値を切り上げていく階段の形をとり、18日から22日にかけて終値は$1,862→$1,872→$1,904→$1,930→$1,934と着実に持ち上がり、この過程で日足の出来高はむしろ膨らんでいる。
特に21日は日中の出来高が期間で最も厚く、上げに実弾が伴っていた為、値幅だけでなく、動かしている力が付いていた上昇だったという点が、この戻りの性格を決めている。

現在値$1,925は日足20MA($1,837.02)・日足50MA($1,736.53)を大きく上回っており、日足のMAレイヤーは価格を下から支える並びのままで、日足の骨格という意味では、この上昇局面はまだ壊れていない。

ETH/USDTの4時間足チャート

本日の分析の核はここにあり同じ戻りの中を、推進した局面と、天井で足踏みしている局面に切り分けて、力の中身を比べてみたい。

推進局面(20日の夜から21日にかけて、$1,893から$1,956手前まで駆け上がった区間)の4時間足は、平均出来高が$106.6Mで、テイカーの買いシェアは52.8%だった。
買いが売りをわずかに上回りながら、実弾を伴って値を押し上げた区間の一方、天井局面(22日から本日にかけての、高値の下で横に張り付いている区間)の4時間足は、平均出来高が$68.6Mまで細り、買いシェアは50.2%へ落ちている。

出来高で1.56倍、攻めの偏りはほぼ消えて拮抗に戻り、同じ価格帯を動いていても、上値を作った時と今とでは、動かしている力の量も向きも違い、上げは需要が作り、天井は惰性が支えている、という差がここに出ている。

ETH/USDTの1時間足チャート

推進力の減衰は、より短い足で先に表面化している、本日の1時間足は、朝方から1時間足20MA~50MAが重なる$1,929〜$1,930の帯を試しては跳ね返される展開を繰り返し、現在はこの帯を下抜けた位置で推移している。
前日まで価格を下から支えていたこの二本のMAは、いまは上から押さえる側に回った。短期の支えが抵抗へ反転した形だ。

テイカー比率は本日を通して0.6〜1.3の間を行き来し、買い優勢と売り優勢が1時間ごとに入れ替わる混在状態が続いていて、方向を持った資金の偏りは、短い足では確認できない。
値は動いているが、そこに一貫した攻めが乗っていないというのが、1時間足で見た本日の実態だ。重要なのは、支えが失われている順序が短い足から始まっている点で、これは上位足から崩れる下落転換ではなく、上の勢いが下の足から順に抜けていく減速の並びである

Trader Z

現物支えの入っていた上昇がより早い先物から反応し出し重たい展開から再度トレンドへの回帰が行われるかの見極めのゾーンになる。

  • 日足:上昇の階段は7月22日高値$1,956から日足100MAの帯で減速
  • 4時間足:4時間足20MAの帯を実体で維持している間は、押し目待ちの範囲
  • 1時間足:: 1時間足MAが重なる$1,929〜$1,930を実体で回復できるかが、本日の足踏みが一時的な調整で終わるかどうかの分かれ目

本日のETHエントリーポイントはどこ?

本日のエントリーポイント
  • 深めに入ってきた押し目まで引き付け実体ベースの確定を待ってからのロング

本日のETH/USDT(イーサリアム)では、現在値での追随買いは避けたい局面です。
理由は価格水準ではなく、先物側の中身にある。上値を作った攻めの買いはすでに引き、ファンディングは本日17時の決済でマイナスに沈み、建玉は$4.61Bと高値圏に張り付いたまま解けていない

高値追いは避け、$1,889付近の押し目が狙い目

価格は1時間足20MA・50MA($1,929〜$1,930)に頭を押さえられており、攻めが引いて建玉だけが重い場所へ、上から飛び込むことになります。

本命は、4時間足20MA($1,918.98)から4時間足50MA($1,889.53)にかけての押し目です。
ここは上向きの中期MAが控える帯で、重くなった建玉が一度整理される場面が来れば、いまも流入を続けている現物・ETFの買いが改めて入り直しやすい。
ただし機械的に指値を置くのではなく、その帯に到達したうえで、テイカーの買いが戻り、ファンディングがマイナス圏から戻ることをセットで確認し、今のETHに欠けているのは価格の位置ではなく先物側の攻めであり、そこが戻らないまま水準だけ下がっても、それは押し目ではなく建玉整理の途中でしかない。

Trader Z

しっかりと引き付け、$1,889〜$1,919の押し目で、実体反発+テイカー買いの回復を確認後にロングを見極める。

  • エントリーポイント$1,889付近実体反発確認後
  • 利益確定:$1,956付近から部分利確
  • 損切り$1,889実体割れ

本日の仮想通貨ニュース&注意点とは?

BTCはこの2日、22日-0.66%・23日-0.74%とじり安が続いていて、米10年債利回りは4.657%(7/22)まで週を通じて切り上がり、リスク資産に重力がかかる金利環境です。
次回FOMCは7月28〜29日と来週に迫っており、それまでは上値追いに慎重にならざるを得ない期間だ。

地合いが崩れなければETH主導の反発余地は残っているもののこの相対的な強さこそが、先物の過伸という弱材料に対する現物側の対抗軸になっているので注意して立ち回りましょう。

  • ロング清算ゾーン:1909ドル付近
  • ショート清算ゾーン:1967ドル付近

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