
仮想通貨のデイトレードとは?手数料で負けないやり方と取引所選びをプロが解説

プロトレーダーTrader Zのイチ押しポイント!
- 仮想通貨のデイトレードは「その日のうちに決済する」短期売買
- 仮想通貨は24時間動くので、会社員でも夜の数時間だけで取引できる
- 持ち越さなければ、国内のレバレッジ手数料(GMOコインなら1日0.04%)もかからない
- デイトレードは手数料で負けない取引所選びが最優先
- 10万円分を1日5往復すると、Taker 0.1%のbitbankでは月約2万円が手数料で消える
- GMOコインの取引所ならTaker 0.05%で月約1万円、指値ならMaker -0.01%で逆に受け取れる
- 少額で下落局面も狙うならBTCCを使うべき
- 国内はレバレッジ最大2倍・追証あり。BTCCはゼロカットで損失は入金額まで
- 先物手数料はMaker 0.03%・Taker 0.055%で、ショート(売り)から入れる
「仮想通貨のデイトレードって、本当に稼げるの?」「仕事をしながらでもできる?」
短期売買に興味はあっても、何から始めればいいか分からない方は多いはずです。
結論から言えば、仮想通貨のデイトレードで最初に差がつくのは「相場を読む力」より「手数料の安さ」です。1日に何度も売買する以上、1回あたりの手数料の差が月単位で数万円の差になります。
同じ回数を取引しても、取引所と注文方法を変えるだけで手数料は半分以下になります。月いくらのコストがかかるのか、国内4社とBTCCの実額シミュレーションで比べていきます。
Trader Zデイトレードで負ける人の多くは、手法の前にコストで負けています。1回0.1%の手数料でも、1日10回売買すれば1%。相場で1%抜くより、手数料を0.05%削るほうがよっぽど簡単ですよ。


Trader Z
ディーリングアドバイザー
世界第3位の仮想通貨取引所であるMEXCのトレーダーランキングにおいて、常に上位にランキングされる世界有数のトレーダー。
2024年10月には1,229,864,919.71USDT(日本円に換算して 1920 億円)の取引を行い、第1位となる。2024年12月にGFA Capital社が行う暗号資産ディーリング業務のアドバイザーに就任。


監修 Trader Z
ディーリングアドバイザー
世界第3位の仮想通貨取引所であるMEXCのトレーダーランキングにおいて、常に上位にランキングされる世界有数のトレーダー。
2024年10月には1,229,864,919.71USDT(日本円に換算して 1920 億円)の取引を行い、第1位となる。2024年12月にGFA Capital社が行う暗号資産ディーリング業務のアドバイザーに就任。
仮想通貨のデイトレードとは?スキャルピング・スイングとの違い
デイトレードとは、買ったポジションをその日のうちに決済し、翌日に持ち越さない取引スタイルです。1日の中で起きる数%の値動きを狙います。
株式のデイトレードは市場が開いている平日の日中に限られます。一方で仮想通貨は24時間365日取引できるため、日中に働いている方でも、帰宅後の夜だけでデイトレードが成り立つのです。
ほかの短期売買スタイルとの違いは、次のとおりです。
| スタイル | 保有時間 | 1日の取引回数の目安 | 狙う値幅 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| スキャルピング | 数秒〜数分 | 数十回 | 0.1〜0.5% | 画面に張り付ける人 |
| デイトレード | 数十分〜数時間 | 1〜5回 | 1〜3% | 夜に2〜3時間取れる会社員 |
| スイングトレード | 数日〜数週間 | 週に数回 | 5〜20% | チャートを毎日見られない人 |
デイトレードは、スキャルピングほど画面に張り付かず、スイングほど寝ている間の急変を気にしなくていい中間のスタイルです。ポジションを持ったまま寝ないため、夜中の暴落で朝起きたら資金が消えていた、という事故を避けられます。
もう1つの利点がコストです。国内取引所のレバレッジ取引は、建玉を翌日に持ち越すと1日0.04%のレバレッジ手数料がかかります。GMOコインなら朝6:00、bitFlyerなら18:00をまたぐ前に決済すれば、この手数料は発生しません。
仮想通貨のデイトレードで月30万円は稼げる?必要な数字を計算
「仮想通貨のデイトレードで月30万円」という話を目にしますが、実際にどれくらいの成績が必要なのかを計算してみましょう。
月30万円には資金100万円で1日1.5%の利益が必要
月に20日取引するとして、月30万円なら1日あたり1万5,000円の利益が必要です。資金100万円なら、毎日1.5%ずつ増やし続ける計算になります。
| 資金 | 1日に必要な利益 | 1日に必要な利益率 |
|---|---|---|
| 30万円 | 1万5,000円 | 5.0% |
| 100万円 | 1万5,000円 | 1.5% |
| 300万円 | 1万5,000円 | 0.5% |
※月20日取引・手数料や税金を差し引く前の金額です。
毎日1.5%を負けずに積み上げるのは、プロでも簡単ではありません。資金30万円で月30万円を目指すと1日5%が必要になり、無理なハイレバレッジに手を出して退場するパターンに直結します。
利益には最大55%の税金がかかる
仮想通貨の利益は雑所得として総合課税の対象になり、給与などと合算して税率が決まります。所得が大きいと、住民税と合わせて最大55%です。
月30万円を1年続けると利益は360万円。会社員の給与と合算すると、手元に残るのは想像よりかなり少なくなります。
なお、2026年3月に成立した改正所得税法で、暗号資産の利益を20%の申告分離課税にする方針が決まりました。ただし適用は金融商品取引法の改正施行が前提で、2028年1月以降の取引からになる見通しです。当面は総合課税のままと考えておきましょう。



最初から月30万円を目標にすると、焦ってロットを上げて負けます。まずは「手数料を払っても月の収支がプラス」を3か月続けることを目標にしてください。それができてから資金を増やせば十分です。
仮想通貨デイトレードの手数料を取引所で比較【2026年9月時点】
- 国内4社とBTCCの取引手数料一覧
- 1日5往復したときの月の手数料シミュレーション
- 「手数料無料」のレバレッジ取引に潜む隠れた手数料
国内4社とBTCCの取引手数料一覧
デイトレードで使うのは、販売所ではなく板で売買する「取引所」か、レバレッジ取引です。BTCの手数料を公式サイトで確認し、一覧にまとめました。
| 取引所 | 現物(取引所)の手数料 | レバレッジ取引の手数料 | 空売り(ショート) |
|---|---|---|---|
| GMOコイン | Maker -0.01%/Taker 0.05% | 暗号資産FX:無料(6:00をまたぐと0.04%/日) | できる(最大2倍) |
| bitbank | Maker 0%/Taker 0.1% | 信用取引:現物と同じ(建玉金利0.04%/日) | できる(審査あり) |
| bitFlyer | 0.01〜0.15%(取引量で変動) | Crypto CFD:無料(18:00をまたぐと0.04%/日) | できる(最大2倍) |
| Coincheck | 無料 | 提供なし | できない |
| BTCC | Maker 0.2%/Taker 0.3% | 先物:Maker 0.03%/Taker 0.055% | できる(最大500倍) |
※BTCの場合。bitbankのBTC/JPYは2026年2月2日にMaker -0.02%・Taker 0.12%から改定されています。BTCCは一般ユーザーの料率で、VIPランクに応じて下がります。
現物だけで見ると、手数料が最も安いのはCoincheckの無料、次いで指値で手数料を受け取れるGMOコインです。ただしCoincheckはレバレッジ取引がなく、下落相場で利益を狙う「ショート」ができません。
デイトレードは上げ下げの両方を取りにいく取引なので、ショートの可否は手数料と同じくらい重要です。
1日5往復したときの月の手数料シミュレーション
10万円分のポジションを1日5往復(10回売買)し、月20日取引した場合の手数料を計算しました。すべて成行(Taker)で売買したケースです。
| 取引所・サービス | Taker手数料 | 1日の手数料 | 月の手数料(20日) |
|---|---|---|---|
| bitbank(現物) | 0.1% | 1,000円 | 20,000円 |
| BTCC(先物) | 0.055% | 550円 | 11,000円 |
| GMOコイン(現物) | 0.05% | 500円 | 10,000円 |
同じ取引でも、bitbankとGMOコインでは月1万円の差がつきます。年間にすると12万円です。


さらに注文をすべて指値(Maker)にすれば、GMOコインは手数料を受け取る側に回り、BTCCでも月6,000円まで下がります。デイトレードでは「成行で飛び乗らず、指値で待つ」だけで手数料を半分以下にできるのです。
「手数料無料」のレバレッジ取引に潜む隠れた手数料
GMOコインの暗号資産FXやbitFlyerのCrypto CFDは、取引手数料が無料です。ただし、売値と買値の差であるスプレッドが隠れた手数料として毎回かかります。
スプレッドは相場状況で変動し、値動きが激しいときほど広がります。1日に何度も売買するデイトレードでは、「無料」の表示だけで選ばず、実際のスプレッドを取引画面で確認することが欠かせません。
参照:GMOコイン/bitbank/bitFlyer/Coincheck
仮想通貨デイトレードのやり方【5ステップ】
ここからは、実際にデイトレードを始めるまでの流れです。口座開設から最初の取引まで、次の5ステップで進めましょう。
現物の買いだけで始めるなら手数料の安い国内取引所、下落でも利益を狙うならショートができるレバレッジ取引を選びます。前の章の手数料一覧を基準にしてください。
メールアドレスで登録し、運転免許証やマイナンバーカードで本人確認をします。国内取引所のレバレッジ取引は、現物口座とは別に申し込みが必要な場合があります。
最初は失っても生活に影響しない金額だけを入金します。目安は、1回の損失が資金の1〜2%に収まるように逆算した金額です。
最初はBTCかETHに絞るのが基本です。取引量が多くスプレッドが狭いため、思った価格で約定しやすくなります。取引する時間帯も、毎日同じ枠に固定しましょう。
注文と同時に逆指値(損切り)を入れ、利益確定の目標も決めておきます。狙った値幅に届かなくても、決めた時間になったら決済して持ち越さないのがデイトレードのルールです。
仮想通貨デイトレードで負けないための4つのコツ
- 値動きが出る時間帯に絞って取引する
- 1回の損失を資金の2%以内に抑える
- 成行ではなく指値で注文する
- すべての取引を記録して見直す
1. 値動きが出る時間帯に絞って取引する
仮想通貨は24時間動きますが、値動きが大きくなる時間帯には偏りがあります。特に動きやすいのは、米国の株式市場が開く日本時間の夜です(夏時間は22:30、冬時間は23:30に開場)。
米国の雇用統計や消費者物価指数などの経済指標も、日本時間の21:30〜22:30前後に発表されます。会社員なら、帰宅後の21時〜翌1時に絞って取引するのが効率的です。値動きの少ない時間帯に無理に売買しても、手数料だけが積み上がります。


2. 1回の損失を資金の2%以内に抑える
資金30万円なら、1回の取引で失っていいのは6,000円までです。損切りの位置から逆算してポジションの大きさを決めれば、このルールは守れます。
たとえば損切り幅を2%に置くなら、ポジションは30万円分まで。このルールなら10連敗しても資金の8割以上が残り、立て直しがききます。逆に1回で資金の10%を賭けていると、10連敗で何も残りません。
3. 成行ではなく指値で注文する
手数料シミュレーションで見たとおり、成行(Taker)と指値(Maker)では手数料が大きく変わります。GMOコインなら指値で手数料を受け取れ、BTCCの先物でも半額になります。
指値は約定しないこともありますが、それは「狙った価格まで来なかった」というだけです。飛び乗りの成行をやめるだけで、手数料と高値掴みの両方を減らせます。
4. すべての取引を記録して見直す
エントリーの理由、損切りと利確の位置、結果をスプレッドシートに1行ずつ残しましょう。20〜30回分たまると、勝てている時間帯や負けパターンが数字で見えてきます。
記録は確定申告の損益計算にも役立ちます。デイトレードは取引回数が多いため、年末にまとめて集計しようとすると取引履歴の整理だけで数日かかることもあります。
少額から仮想通貨のデイトレードをするならBTCC
手数料だけで選ぶなら国内のGMOコインが有力です。一方で、資金が少ない方が国内取引所でデイトレードをすると、2つの壁にぶつかります。
1つはレバレッジが最大2倍までという点。資金10万円なら、動かせるのは20万円分までです。もう1つは追証で、急落時に証拠金を超えた損失は入金して埋めなければなりません。
国内取引所とBTCCの違い
| 項目 | 国内取引所(GMOコイン等) | BTCC |
|---|---|---|
| 最大レバレッジ | 2倍 | 最大500倍(BTCUSDTの場合) |
| 追証 | あり(不足金は入金で補填) | なし(ゼロカット) |
| 先物のTaker手数料 | 無料(スプレッドあり)〜0.1% | 0.055% |
| 取引できる銘柄 | レバレッジ対応は取引所ごとに限られる(例:SBI VCトレードは13銘柄) | 200種類以上の銘柄の無期限先物 |
| 持ち越し手数料 | 0.04%/日 | ファンディングレート(8時間ごと・変動) |
| デモ取引 | なし | 10万USDT相当で練習できる |
BTCCなら、10万円分のポジションを持つのに必要な証拠金は10倍で1万円、20倍なら5,000円です。資金を口座に残したままポジションを持てるので、少額でも複数回のチャンスに分散して挑戦できます。
そして、ゼロカットによって損失は入金額までで止まります。デイトレードで一番怖い「想定外の急落で借金を背負う」リスクを、取引所選びの段階で消しておけるのです。
ハイレバレッジは「使える」だけで使う必要はない
BTCCではBTCUSDTで最大500倍まで設定できますが、デイトレードで500倍を使う必要はありません。設定画面にも、20倍以上を選ぶと強制決済のリスクが高まる旨の注意書きが表示されます。


デイトレードで狙う1〜3%の値幅なら、実効レバレッジは3〜5倍で十分です。高い倍率は「証拠金を少なく済ませるため」に使い、ポジションの大きさ自体は損切りルールから決めましょう。
BTCCは2011年設立で、設立以来ハッキング被害ゼロの運営実績があります。日本語サポートにも対応しているため、初めての海外取引所でも迷わず始められるでしょう。



国内の低コストな取引所と、少額でショートまで狙えるBTCCを使い分けるのが一番効率的です。まずはBTCCのデモ取引で、自分の手法が手数料込みでプラスになるかを確かめてから本番に入ってください。
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仮想通貨のデイトレードに関するよくある質問
仮想通貨のデイトレードはいくらから始められますか?
取引自体は数千円から可能です。ただし手数料の比率を考えると、国内取引所の現物なら10万円前後あると取引の幅が広がります。
BTCCのようにレバレッジをかけられる取引所なら、1万円の証拠金で10万円分のポジションを持てます。
会社員でもデイトレードはできますか?
できます。仮想通貨は24時間取引できるため、値動きが出やすい日本時間の21時〜翌1時に絞れば、帰宅後の時間だけで取引が完結します。
デイトレードの利益に税金はかかりますか?
かかります。仮想通貨の利益は雑所得で、給与などと合算した総合課税の対象です。
給与所得のある会社員は、給与以外の所得が年20万円を超えると確定申告が必要です。20万円以下でも住民税の申告は別途必要になります。
デイトレードとスキャルピングはどちらが初心者向けですか?
初心者にはデイトレードをおすすめします。スキャルピングは1日に数十回売買するため手数料の影響が大きく、判断のスピードも求められます。
デイトレードは1日数回の取引で済み、エントリー前に損切りと利確の位置を落ち着いて決められます。
デイトレードに向いている銘柄は?
最初はBTCとETHの2つに絞るのが基本です。取引量が多くスプレッドが狭いため、指値が通りやすく、急な価格の飛びも起きにくくなります。
仮想通貨のデイトレードまとめ
仮想通貨のデイトレードは、その日のうちに決済する短期売買です。24時間取引できるため、会社員でも夜の数時間で取り組めます。
一方で、1日に何度も売買するぶん手数料の差がそのまま成績の差になります。10万円分を1日5往復するだけで、取引所によって月1万円の差がつくことを忘れないでください。
今日から押さえておきたいのは次の3つです。
- 取引所は手数料とショートの可否で選び、注文は指値を基本にする
- 取引は値動きが出る夜の時間帯に絞り、1回の損失を資金の2%以内に抑える
- 少額で上げ下げの両方を狙うなら、ゼロカット対応のBTCCを使う
まずはデモ取引で、自分の手法が手数料込みでプラスになるかを確かめてから本番に進みましょう。BTCCなら10万USDT相当のバーチャルマネーで、実際の相場を使って練習できます。
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