
マイケル・セイラー氏、ビットコインの「永久買い増し」を宣言:市場急落を尻目に強気の買いシグナル

ビットコイン(BTC)の最大級の保有企業であるマイクロストラテジー(MicroStrategy)の共同創設者、マイケル・セイラー氏は、市場の激しい動揺(ルート)をものともせず、ビットコインを「永遠に買い続ける」という驚くべき長期戦略を改めて強調した。2026年2月、ビットコイン価格が一時的に同社の取得平均単価(コストベース)を下回る局面があったものの、セイラー氏はこれを「絶好の蓄積機会」と捉え、12週連続となる買い増しを実行。市場に強い確信のメッセージを送っている。
「永遠に、毎四半期買い続ける」という不退転の決意
セイラー氏はCNBCのインタビューにて、マイクロストラテジーのビットコイン戦略について「我々が売ることはない。永遠に、毎四半期ビットコインを買い続けるつもりだ」と明言した。この発言は、ビットコイン価格が一時7万ドルを割り込み、同社の保有資産が「含み損」の状態に陥ったとの懸念が広がる中で行われた。
直近の報告によれば、同社は2月2日から8日の間に、約9,000万ドルを投じて1,142 BTCを追加購入。これにより、総保有量は71万4,644 BTCに達し、全供給量の3%以上を独占する計算となる。セイラー氏は、たとえ価格が8,000ドルまで暴落したとしても、資産を売却するのではなく債務の借り換え(リファイナンス)で対応すると述べ、その揺るぎない信念を証明した。
ボラティリティは「デジタル資本」の宿命
セイラー氏は、ビットコインの激しい価格変動(ボラティリティ)についても独自の哲学を展開している。同氏によれば、ビットコインは金や不動産といった「伝統的資本」に比べて2〜4倍のボラティリティを持つ「デジタル資本」であり、この変動こそが「バグではなく、リターンを生み出すための機能」であるという。
また、マイクロストラテジーの株価(MSTR)がビットコインの下落率を上回るペースで急落している点についても、「我々の株はビットコインの動きを増幅(アンプリファイ)するように設計されている。下がる時は早いが、上がる時も早い」と説明。短期的にはQ4で124億ドルという巨額の損失を計上したものの、4〜8年という長期スパンではビットコインがS&P500の2〜3倍のパフォーマンスを上げると予測している。
世界的なインフレや地政学的リスクが続く中、セイラー氏の「オレンジ・ドット(買い増し)」戦略は、単なる投資を超えた、新しい金融パラダイムへの挑戦といえる。市場が恐怖に支配される局面で、一貫して「買い」を叫び続ける同氏の姿勢は、ビットコインが真の「グローバルな準備資産」へと進化するための最大の推進力となっている。
まとめ
GENAIビットコインを企業の財務資産(トレジャリー)として活用する戦略が、一時的な流行ではなく、永続的な経営モデルへと進化しています。
このニュースは、マイクロストラテジー(現ストラテジー社)のマイケル・セイラー氏が、市場の混乱期にあっても一切の揺るぎを見せず、ビットコインを「永遠に、四半期ごとに買い続ける」という極めて強固な意志を改めて表明したことを伝えています。
背景には、2026年2月上旬に発生したビットコイン市場の激しいボラティリティがあります。価格が一時的に下落し、同社の保有資産が帳簿上で巨額の含み損を抱える局面もありましたが、セイラー氏は「ビットコインはデジタル上の資本であり、金や不動産よりも優れた資産である」との信念を崩していません。実際に同社は、2月2日から8日にかけて新たに1,142 BTCを約9000万ドルで買い増しており、合計保有量は71万BTCを超える規模に達しています。これは、ビットコインの総供給量の約3.4%に相当する驚異的な数字です。
技術的・経営的な分析として、メリットは、ビットコインを基軸とした財務戦略により、同社が従来のソフトウェア企業から、ビットコインの価値を増幅させる「ビットコイン・トレジャリー・カンパニー」へと完全に脱皮した点が挙げられます。これにより、株主に対してビットコインそのものよりも高い資本効率(ビットコイン・イールド)を提供することを目指しています。しかし、一方で課題も明確です。同社は転換社債などを発行して買い増し資金を調達しているため、ビットコイン価格が長期にわたって極端に低迷(例えば8,000ドル以下など)した場合には、債務の借り換えや返済能力に疑問符がつくという構造的なリスクを抱えています。
今後は、このように一つの企業が供給量の数パーセントを独占する動きに対し、他の上場企業や、さらには国家レベルの財務担当者が「持たざるリスク」を感じて追随し始めるかどうかが、ビットコインの希少価値を次のステージへ引き上げるための最大の注目ポイントとなるでしょう。

