
イーサリアム(ETH)相場分析予想|上値重く、ベーシス崩壊が示す機関需要の構造変化
2026年4月29日のETH/USDT(イーサリアム)相場は、昨日のニューヨーク時間に大きな動きは見られませんでした。本日はFOMCの発表が予定されており、政策金利は据え置きが100%の見通しです。
Trader Zただし、実体経済では水面下での変化が続いており、労働市場のタイト化やFRBの掌握が難しい水準でのインフレが継続する可能性があることから、構造的なインフレというよりも、供給制約に起因した根強い物価上昇圧力として意識しておく必要があります。
- 上値・下値ともに切り下がりの保ち合い局面。どちらかへのブレイクに備える
- FOMC発表・M7決算を控えた短期的な立ち回りが有効
ETH/USDTのチャート分析


ETH/USDTの日足・4時間足・1時間足をテクニカル分析していきます。特に$2,300への定着に注目です!
ETH/USDTの日足チャート


ETHはビットコインと同様に、上値圏での張り付き調整局面に切り替わっています。
4月頭からの切り上げによりサポート帯も切り上がっており、上値と下値の保ち合いが形成されています。どちらか一方に抜けた際は一時的なトレンドが発生する可能性があります。
ただし、週末にかけての地政学リスク(原油価格が一時$100超まで反騰)によるファンダメンタルズの不安定さを踏まえると、日足トレンドを追いかけるようなポジション構築ではなく、短期的な立ち回りが適切です。
ETH/USDTの4時間足チャート


トレンド自体は上昇バイアスが継続しているものの、上値は4月18日・23日・27日と実体ベースで切り下がりが続いています。大きな上ヒゲを伴う急落ではなく、じわじわと上値を更新できていない状況です。
サポートも若干切り下がり基調で、直近のボトムは長期移動平均線との乖離を埋める形で上ヒゲを伴い反転しています。
$2,350付近では一時的に重さが意識されており、勢いよく上抜けるよりも、このあたりでレンジを形成する可能性の方が高いと判断しています。
ETH/USDTの1時間足チャート


上抜け後に一時的なもたつきが発生しています。
以前のトレンド発生局面では、レジサポ転換後の押しが1本の陰線・分足単位の短期調整で済んでいましたが、今回はボトムからの上抜け後も連続陰線や上ヒゲを伴う陰線が確認されています。
MAが集中している価格帯の上で定着できれば、15分足レベルでの短期エントリーを検討します。



上値の切り下げ自体も確認されてきており、ここからの本格的な上昇トレンドの再開には至りにくい環境が続いています。
- 日足:4月頭からボトムを切り上げ、サポート帯も切り上がり継続
- 4時間足:上値は4月18日・23日・27日と実体ベースで切り下がり
- 1時間足:レジサポ転換後の調整が陰線分足単位で完結していたが、今回は連続陰線・上ヒゲ陰線が確認
本日のETHエントリーポイントはどこ?


- 短期足での押し目を形成後の$2,300以上で定着を確認
本日のETH/USDT(イーサリアム)では、$2,300以上で定着を確認後、15分足単位でのエントリーを検討します。
$2,300以上で定着を確認ロングが狙い目


定着を確認後にエントリー判断として、$2,300を実体で明確に下抜けた場合はエントリー見送ります。
FOMC・M7決算のファンダメンタルズが落ち着くまで、無理なエントリーは避け、仮に$2,350を上抜けても、日足・週足レベルでのトレンド転換($3,000〜$4,000)ではなく、一時的な上抜けにとどまる可能性が高い可能性があります。



4時間・日足レベルでも上値圏でのもたつきが続いているため、ポジションサイズは通常より小さく抑えましょう。
- エントリーポイント:$2,300以上で定着
- 利益確定:$2,350付近
- 損切り:$2,300を実体で明確に下抜け
本日の仮想通貨ニュース&注意点とは?


機関投資家の動向に目を向けると、BTCと連動する形でETH市場でも構造的な変化が起きています。
Glassnodeの最新レポート(2026年3月)によると、ETHへの資本フローは3月末時点で-$1.6Bと依然マイナス圏にあります。ただし2月中旬のボトム(-$3.2B)からは半減しており、急速な悪化には歯止めがかかっています。


背景にあるのは、CME先物市場のベーシス(先物とスポットの価格差)の崩壊です。
2024年末に年率15〜20%あったプレミアムは直近5%程度まで縮小しており、機関投資家がスポットETFと先物を組み合わせて行ってきたキャッシュ&キャリー戦略の旨みがほぼ消えた状態です
- ロング清算ゾーン:2310ドル付近
- ショート清算ゾーン:2350ドル付近

