
イーサリアム(ETH)相場分析予想|上値重く一点に3日固定され、下の階段が今日折れた

2026年7月31日のETH/USDT(イーサリアム)相場は、主要銘柄のなかで最も大きく値を落としてただし本日の要点は下落幅そのものではない。
Trader Z上値は3営業日にわたって$1,936という同じ一点に触れては弾かれ続け、その間に下値は階段状に切り上がっていた。
押し縮められた三角形が、今日ついに下辺の側へ破れている。
- 上値は$1,935.68・$1,936.99・$1,936.15と3営業日で振れ幅$1.31
- 高値圏の時間帯は陽線の出来高が陰線を上回っていたのに対し、午後は陰線が陽線の1.41倍
ETH/USDTのチャート分析


ETH/USDTの日足・4時間足・1時間足をテクニカル分析していきます。特に支えの階層が日足まで後退している部分に注目です!
ETH/USDTの日足チャート


今週の天井$1,981.24を付けて以降、日足の高値は明確な性格を変えている。
翌日に$1,929.67まで切り下がったあと、その次から3営業日連続で、振れ幅わずか$1.31の一点に張り付き3度触れて3度とも越えられなかった水平の天井であり、偶然の重なりとして扱う水準ではない。
一方で下値はこの間、階段状に切り上がって上が水平で下が切り上がる形、すなわち上昇三角形である。
この形は本来、売り手の位置が固定される一方で買い手が高い値段を許容していく構図として、上放れの側に賭ける形とされる。本日はその期待が裏切られた側の一日だった。
安値$1,877.93は前日の$1,893.99を下回り、3営業日続いた切り上げの階段がここで折れている。
ETH/USDTの4時間足チャート


4時間足では、200MAだけが遥か下にあり、この一本の存在が「まだ中期の上昇構造は壊れていない」という反論の根拠になりうるが、直近で機能する4本を失った事実の方が本日の取引には直接効く。
MAをどの順序で失ったかが、本日の性格をよく表している。
短い足から順に一枚ずつ剥がれていく減速の形ではなく、4時間足の上位3本を先に失ったあと、最後まで支えとして残っていた100MAを16時台の一本で割った。
この一本は出来高$31.8Mと本日最大で、買いシェアは44.5%の陰線である。一日でいちばん大きな実弾が、最後の一枚を割りにくる形で入った。
ETH/USDTの1時間足チャート


1時間足は最も近いMAですら現値から0.54%上に位置し、この時間軸そのものが支えの側から抵抗の側へ丸ごと入れ替わったということであり、直近の値動きを追いかける足元の指標としては、いま買い方の拠り所が一つも残っていない。
もっとも重要なのは、出来高がどちらの向きに付いているかである。
深夜から午前にかけての高値圏では、陽線の平均出来高が陰線を上回っていた、ところが午後の底ばいでは、陰線の平均が$17.79M、陽線が$12.58Mで陽陰比0.707まで反転している。
同じ一日のなかで、実弾が上げ側から下げ側へ移り、時間帯を三つに割ると、下落局面の商いは高値圏の1.492倍に膨らみ、その後の底ばいでも1.425倍の水準が維持されている。
値が下がるほど売買が増え、しかもその増加分が売りの側に偏っている。



より細かい足で見ると、この非対称はさらに際立ち、夕方に価格を$1,884台へ押し下げた一本は出来高$10.22Mで買いシェア15.1%、本日でも突出した売り集中だった。
これに対して安値$1,877.93を付けたあとの戻り2本は、平均$2.14Mしか商いを伴っていない。
- 日足:上値$1,936の水平天井意識が重なる帯を日足終値で明確に上抜けるまで、戻りは三角形の内側への復帰
- 4時間足:$1,894〜$1,909が戻りの抵抗帯として機能する構図
- 1時間足: 全MAが頭上に回り、直近の戻りは押しの4.78分の1の商いで進んでいる
本日のETHエントリーポイントはどこ?


- 上値抵抗は続いており戻りが薄商いで進んでいることを確認してショートを狙っていく
本日のETH/USDT(イーサリアム)では、上位足の抵抗帯から下抜けして一段戻りを確認ができたらショートを狙っていく。
下抜け後$1,900〜$1,908の戻り売りを本線


価格が到達しただけでは条件は成立せず、本日の建玉の中身が、その理由をはっきり示している。午
前の下落局面では建玉が-1.06%減っており、これは価格の下落と組み合わせるとロングの投げによる下げである。
ところが午後、価格が底ばいに移ってから建玉は+1.23%増えた。
値が動いていないのに建玉だけが増えるのは、新規のショートが入ってきたということで日次で見れば価格-1.82%に対して建玉+0.57%で、ショートの積み上げが残っている。
同じことがファンディングにも表れていて符号こそプラスだが、いずれも基準を約0.007pp下回っており、プレミアム成分はマイナス側にある。
額面のプラスだけを見て「ロングが過熱している」と読むと真逆になる。実際にはすでに売り方が対価を払い始めている。



形が壊れた日にいちばん多いミスは、壊れた瞬間に飛び乗ることで、今日の場合、上げ側の理由はもう5営業日前になくなっていて、今日はその遅れて崩れた値位置を見ているにすぎない。
- エントリーポイント:$1,900付近
- 利益確定:$1,877付近から部分利確
- 損切り:$1,919実体抜け
本日の仮想通貨ニュース&注意点とは?


先週の連邦公開市場委員会(FOMC)はFF金利を3.50〜3.75%に据え置いたが、9対3の票決で3名が0.25%の利上げを主張する異例の内容だった。
据え置きという結果だけを見れば中立だが、反対票の向きが利上げ側に3票そろったという事実は、金融緩和の再開を織り込みにいく余地を当面狭める。


ETH現物ネットフローに関しては直近で流入へと転換し徐々に傾きが切り替わっていたが、短日での流出から反転のきっかけとなり、価格が崩れたのは本日だが、その原因はすでに5営業日前に発生していた。
- ロング清算ゾーン:1871ドル付近
- ショート清算ゾーン:1941ドル付近



