Outline
本プロジェクトの概要
場企業ReYuu Japan社に対し、ビットコインを活用した「ハイブリッドトレジャリー戦略」を提供。外部資本(Soul Capital)との連携による暗号資産トレジャリー運用の第1号案件として、abc独自の「暗号資産×資本政策」モデルを事業化した事例。
Issue
背景・課題
上場企業における暗号資産トレジャリー導入の障壁
暗号資産を企業の財務資産として活用する戦略は注目されつつも、上場企業が実行に移すには多くの課題が存在していた。
- 戦略設計の専門性不足:暗号資産のトレジャリー運用には、資金調達・暗号資産運用・開示対応を統合した戦略設計が必要だが、これを一気通貫で提供できるパートナーが不在だった。
- 外部資本との連携モデルの未整備:企業が自己資金だけでBTC保有を行うにはリスクが大きく、外部投資家との協業による資本構成の最適化が求められていた。
- 制度・開示面の論点整理:上場企業として暗号資産を保有・運用する場合の会計処理、適時開示、ガバナンス体制の整備が未確立だった。
Solution
解決策
abc主導のハイブリッドトレジャリー戦略を構築・実行
abc株式会社は、ReYuu Japan社に対し暗号資産トレジャリー戦略の企画・設計・実行支援を一括提供する体制を構築した。
ソリューションの全体像
1. 三社協業スキームの構築
ReYuu Japan社の大株主であるSeacastle Singapore Pte.Ltd.、カナダCSE上場企業株主グループのSoul Capital Partners Limitedとの三社間交渉を主導し、協業フレームワークを合意。
2. 新会社BandGの設立
abcとSoul Capitalが50%ずつ出資する新会社BandGを実行プラットフォームとして設立(連結子会社予定)。暗号資産の導入・運用・管理・収益化の一連プロセスを制度的に提供。
3. レベニューシェア型収益モデル
ReYuu Japan社がBTCを売却した際の実現売却益50%をレベニューシェアとして受領する成果報酬型モデルを設計。
Point
ユースケースのポイント
01 暗号資産×資本政策」ハイブリッドモデルの確立
従来の現金・有価証券中心の財務戦略に、暗号資産を組み合わせた新たなトレジャリーモデルを構築。
- 企業価値の向上:BTCの長期的価格上昇とレベニューシェア収益による新たな収益源の確保で、資本効率と企業評価を改善。
- 財政の安定化:外部資本を活用したBTC戦略的蓄積により、円建て資産に依存しない多様な財務基盤を構築。BTCの高い流動性による迅速な現金化も可能。
02 外部提供型サービスとしての事業化
自社のBTC保有戦略を外部企業に展開するサービスモデルとして確立し、新規事業収益を創出。
- BandG社のプラットフォーム化:暗号資産トレジャリー導入を標準化し、複数企業への横展開を可能にする基盤を構築。
- 初期導入企業の獲得:ReYuu Japan社を第1号案件として実績を確立し、後続企業への提案の基礎を構築。
03 クロスボーダー投資スキームの設計力
日本・シンガポール・BVI・カナダの4法域にまたがる協業スキームをabc主導で設計・合意。
- 多法域ステークホルダーの調整:大株主Seacastle(シンガポール)、Soul Capital(BVI/カナダCSE関連)、ReYuu Japan(日本上場)の三者間交渉を主導。
- 適時開示・コンプライアンス対応:上場企業間の資本関係を踏まえた適切な開示対応と関連当事者取引の整理を実施。
Outlook
今後の展望
ハイブリッドトレジャリー戦略の横展開と収益拡大を推進する。
- BandG社を通じた新規案件の獲得:ReYuu Japan社での実績を基に、BTC保有を検討する上場企業・機関投資家への営業を拡大。
- レベニューシェア収益の実現:ReYuu Japan社におけるBTC売却実行によるレベニューシェア収入の計上を見込む。
- Crypto Equity Strategy構想の展開:2025年9月4日付で公表した「Web3型資本戦略」構想の中核事業として、ハイブリッドトレジャリー戦略を位置づけ拡大。